20代前半の頃、ルームメイトがいつも私に「オートバイに乗ってみろ」と勧めていました。最初はあまり興味がなかったのですが、少しずつその魅力に引き込まれ、気がつけばオートバイの世界に夢中になっていました。そしていつの間にか、私は完全にオートバイに取り憑かれていたのです。
実は、私は他のライダーと比べて特別速く走るライダーではありません。しかし、オートバイは私を行きたい場所へどこへでも連れて行ってくれます。若い頃の私にとって、自動車を所有することは手の届かない贅沢でした。そのため、自由に移動するための唯一の手段がオートバイだったのです。
ある夜、ルームメイトが私にこう言いました。その言葉は今でも心に残っています。
「人々は、自分のスタイルや好みに合わせてハーレーダビッドソンをカスタマイズし、自分らしさを表現することを楽しんでいる。」
その言葉は私に強い印象を与えました。
私は以前からハーレーダビッドソンに乗ってみたいと思っていましたが、自分には縁のないものだと感じていました。転機が訪れたのは20代半ばのことです。雑誌の広告で比較的手頃な価格のハーレーダビッドソンを見つけたのです。当時は、今のようにインターネットが普及していませんでした。
ハーレーダビッドソンに乗り始めて間もなく、自分のライディングスタイルに合わせていくつかの部分を改良する必要があることに気づきました。それが私のキャリアの原点となりました。
当初、私の関心はオートバイのカスタマイズそのものにありました。しかし現在では、愛するオートバイに乗り続けるためには、補修部品や改良されたコンポーネントを製作し続けることが重要だと考えています。時代は変わり、利用できる資源も限られてきています。そのような環境の中で前進するためには、強い意志と創造力こそが唯一の道なのです。

